初めまして、B4UT所属のG.N.(じーえぬ)と申します。出場された方々都17thお疲れ様でした。
今回のオフライン都で自分は弐寺、ボルテ、セガの3機種の計5機種、5試合出場しました。以下、各試合の反省と振り返りを書き留めていきます。(譜面の画像は譜面保管所様(https://sdvx.in)から、オンゲキの譜面生成画像は(https://mel225.sakura.ne.jp/unshi/)様からお借りしております)
①beatmaniaIIDX(SP)部門
今回課題曲はCPUがランダムで2曲投げてくるという仕様だったので、とにかく試合までにひたすら触って弐寺に慣れることが一番大事でした。にも関わらず、自分は他部門の対策を重点的にせねばと考えてしまい、あまり触れていなかったのが一つ目の反省です。
そして今回弐寺で反省しなければならないのが、「弐寺の練習ができない分、家でBMSやっとけば地力はキープ出来るでしょ」と安易に考えてしまった事。弐寺とBMSはプレイする時の設定を同じにしていても、BMSと弐寺の判定がそもそも違ったり、落ちてくるノーツのスピードが違ったりするという事をしっかりと分かっていなかったのが大問題でした。
それを知らず自分は関西行く前日にガッツリBMSをやってしまったので、当日弐寺を練習する時スピードがめちゃくちゃ遅めに感じてしまい全然光らず、その時負けを冗談抜きに覚悟しました。ただなんとか気合いで目を慣らさせて、本番までにどうにか間に合わせられたのでそこは本当に良かったと思ってます。けれど、次このような弐寺の交流戦があった際はBMSと弐寺の比率を半々か弐寺を重点的にやろうと思いました。
本番の試合に関して、今回自分はapo:llioth(A)を自選に選択。理由として、自分が自信持って一番光らせられるBPMが200であり、かつ事前練習でAAA+42取れてたからです。またコレは元々ボルテの曲であり、曲への慣れという意味でもお相手より自信があったので選びました。*1
そんなこんなで本番戦いましたが、apo:lliothは正直自選に選択したのはミスだったなと今更ながら反省してます。それは相手が自分の想像以上に精度取れていたからです。実際途中にある連皿地帯が無かったら多分負けてたし…もうちょっと確実に勝てるものを選ぶべきでした。
あと今回の都にて、緊張している状態で高速曲をやるとfastに判定が依ってしまい、全く精度が取れないという事が発覚したので、その事を考慮に入れるならばやはりソフランや皿などの一発ネタで戦うべきだったなと思ってます。いずれにしても次はしっかりと自選候補を研究して「これなら絶対負けない!」というものを投げたい...
他選はR5(A)、これを投げられたのですが、事前に「お相手がこの曲投げそうだな」と見当付けてたんで一回だけ正規でプレイ。やってみた感じ感触的には全く悪くなかったので、「まあ本番で相手のスコア抜かせるだろ❗️笑」と高を括ったのが大失敗。先程述べた通り緊張してfastが出るという事を全く考慮してなかったので、当然トリルで黄ばみ無事轟沈。*2
またR5やってる時に気づいたことが、ただでさえ普段からそこまで出来てない横認識が緊張している時に一層できなくなったいたので、そこも日々弐寺やる時に鍛錬していかないといけない所だと痛感しています。いずれにしても今回の都を通してこの事は一番反省しなきゃならないことでした。
CPU選曲は電人、暁に斃れる。(H)とPOSSESSION(A)の2曲。
電人は正規がボケだったし、ポゼはそもそもの選曲制限lv11のマッチなのにlv12投げてきたの本当にボケです。
3-1(R5だけ負けた)で自分の勝ち。
緊張と上手く付き合いながら本番もっと光らせていきたいです。
②SOUND VOLTEX部門
課題曲はΩVERSOUL(MXM)、音楽 -resolve-(VVD)、Fin.ArcDeaR(MXM)の3曲。
オバソとフィナルカディアに不安があったけれど、まあ他の面倒すぎる19よりかは遥かにマシだなと言う感じ。練習していく中で、音楽が997まで、オバソが996まで伸びたので課題曲に関しては概ね問題なし。フィナルカディアは一番最後の部分で元々癖が付いていたのですが、試合当日の昼に練習してたらそこが抜けたので995安定みたいな感じになれました。なので課題曲は全体を通してかなり良い仕上がりになっていました。
認識の仕方って本当に大事だなぁって
反省すべきは自選。自分は今回Lancelot 〜Flame of the Rebellion〜(MXM)を選択。
これは、試合当日の昼に練習した際一発で993出したからですが、弐寺の方で述べた「緊張してる時は精度崩れやすい」という事を考慮に入れず安易に選択したのは間違いだったと今更になって考えてます。*3
そうならばどれだけ緊張していても確実に高スコアが出せる18や19の曲とか、緊張して自分がボロボロの状態でも相手にぶっ刺さるものとかを投げるべきだったと反省してます。
他選はBlack Emperor(GRV)。
これはお相手の方と昼一緒にボルテやった時、自分の目の前で996出して来たので正直もうなす術がなかったです…必死に喰らい付いて本番991の自己ベを出せたけど流石に勝てず…*4
本番選ばれた課題曲はΩVERSOUL(MXM)。
その日において一番自信が無いものが当たってしまいかなり渋かったけれど、お相手の方が途中事故を起こしてしまい運良く勝てた感じでした。
これも反省をしなければならない所が、途中のΩつまみを昔から上手く認識出来ず外しまくっていて、練習の際そこが安定して繋がるようにはなったけど本番の緊張でまたつまみ外れてしまったのがダメでした。
これは一曲を何回でも連続でプレイして、絶対外さないという自信を付けてれば起き得なかったであろう事なので、自分の詰めの甘さが原因だから次回ここを気をつけたいと思います。
2-1(他選は負け)で自分の勝ち。
都16thの時にもこのお相手と戦って自分は負けたので、今回の戦いはリベンジマッチとしてどうしても勝ちたい試合であったから、勝てて正直めちゃくちゃ嬉しかったです。また戦いましょうとお相手の方も言ってくれたので次も負けずに頑張っていきたいです。
このボルテの試合後、本番の緊張とどういう風に向き合っているかという話をお相手の方としたのですが、「緊張している時は降ってくるノーツを普段よりもハッキリ見ると精度取れやすいですよ」と言ってくれて、その事が翌日のセガ3機種での試合に本当活きました。あのアドバイスに心の底から感謝🙏
③maimai部門
課題曲はENERGY SYNERGY MATRIX(DXMAS)、リンカーネイション(MAS)、光線チューニング(MAS)の3曲。
そもそもmaimai触ったのが、11月終わり頃にやったB4UTの部内戦以来なので、リハビリがてらこの3曲触ってみたら当然ボロボロで精神的にかなりきました...
これが一つ目の反省、もっと触ろう。
3曲とも鳥は安定して出せたので、鳥プラ取れなかったのは心もとなかったけどとりあえずOKとして他機種の練習をしました。
自選はMaxi(MAS)を今回選択。
maimaiで一番良い曲である所のLANCEと迷ったけれど、Maxiはブレイクの縦連が途中あって事故を狙えそうな曲だからということでこっちを選びました。この時の自分が縦連事故を恐れていなかったというのもあり、実際かなり刺せたのでこの選択は正しかったと思ってます。
(まああと当日本番前にモンエナ飲んでたのもあって「魔剤関連でこれでいっか」ってのも理由としてあり…)
他選は1/3の純情な感情(MAS)。
削除されるという情報をその場で知ったという事で2つ目の反省、削除曲はしっかりチェックすべし。しかも初見だったので当然ぶっ刺さってしまい…
流石に鳥割ったのはmaimaiでの初見力が無さすぎでした、やっぱたくさんプレイする事が大事なんだな...とその場で痛感しました。
課題曲はENERGY SYNERGY MATRIX(DXMAS)。
直前練習で鳥プラを取ったのでこれが当たったのは本当に運が良かったです。やってる最中気が付いたこととして、最後のタッチノーツ地帯(動画になってしまうのですが、https://youtu.be/UylUuQYOzCo?t=115の部分です)は前半の方ガチ押しして後半の同時と単押しの連打は擦りで処理すると安定して光らせられました。(巻き込みもほぼしなかったのでオススメ)まあちゃんと擦らず交互押しして取れるのが理想ではあるのですが…
2-1(他選は負け)で自分の勝ち。
お相手はかなり癖のある譜面を投げてくる方という風に認知していたので、警戒のしすぎで本番ガチガチになって初見取れそうな曲を取れなかったのが痛かったです。覚えてない曲や初見の曲は臆する事なく普段通りやってるように臨んだ方が良いという教訓をここで得た気がします。
④チュウニズム部門
課題曲はLemegeton-little key of solomon-(MAS)、FREEDOM DiVE(MAS)、Iudicium(MAS)の3曲。
レメゲトンは練習期間中ノリでやって2落ち出したので不安要素無し。FDは道中のスライドと4分のエアータップの所で必ずアタックが出てまして…
これはスライドなぞる時、抜けないよう手を大きめに広げてなぞってることが原因なので、スライドと同じくらいの大きさで手を広げ、スライドの方を全面意識して巻き込まないよう集中。またサビにある12分の同時押しは擦りで取りに行こう、と決めました。Indiciumは両手トリル全般とラスト手前の小粒階段地帯にそれぞれ巻き込みだったり精度取りづらかったりする所があったのでそこを重点的に対策。
上の画像のようにやってようやく巻き込みアタックが消えました。*5
レメゲトン以外AJ取れてなくて、しかもFDは鳥プラさえ乗せていなかったので、心もとなかったですがこの状態のもと本番へ。
自選はXL TECHNO-More Dance Remix-(MAS)を選択。
実は本番前日まで投げるものを迷っていて、一応投げようと思っていた曲*6もお相手の方が自分とほぼ同じ位のスコアだったので、自分が事故って逆に刺されないか、とかなり心配でした。けれど、たまたま前日にこの曲をプレイしたら再理論値出したので即自選決定。本番も3落ち出してしっかりと一勝出来たので良かったです。
他選はANU(MAS)。
自分の試合が制限15.0であり、お相手の方がその15.0を全て鳥取っていたというのをTwitterで見たので、「多分15投げてくるんだろうなあ」と思いつつ、15.0の中で苦手なものを一応練習していました。しかしANUは予想しておらず実は内心かなりビビってました。*7
ANUの反省は、道中の加速する所がアタックめちゃくちゃ出てたのでそこの運指を忘れない事。
確かANUをしっかりとやってた時は左右分業して取ってた
あとは最初から最後まで出てくる5連折り返し階段を指押しするか擦るかを事前に決めて処理する事の2つ。
本番急に投げられて動揺したのは確かだけどその辺りはやりながら考えられたはずなので次気をつけて臨みたいです。
課題曲はFREEDOM DiVE(MAS)、ルーレットが外れてしまったのでかなり心に来ました。先程述べたスライド巻き込みが始めの方に起きてしまい、2アタック出したのが本当にボケです。またサビの12分の処理に関して、最後の所だけ抜けてしまってミスを出してしまいました。
最後だけ指押しで取れば抜けなかったんだろうなと今更ながらに感じているので、そんな事思うくらいなら練習段階でしっかりと調整するべきでした。
2-1(他選は負け)で自分の勝ち。
お相手の方が高難易度上手すぎ人間で正直自信無かったから、勝てたのが素直に嬉しかったです。臆せず喰らいつく事って本当大事だなって。
⑤オンゲキ部門(通常)
課題曲はμάγια(MAS)、ゼーレンヴァンデルング(MAS)、Last Celebration(MAS)の3曲。
この3曲を課題曲に設定した運営の方々には本当に言葉が悪くなって申し訳ないのですが、この曲目見て「何してくれてん???」って感じになってました。
曲が曲なので期間中は練習すればするほど癖が付いてしまうのではないか、という恐怖心との戦いでした。*8なんとか譜面研究したり運指考えたりして本番までに調整出来たのが本当に良かったです。
ただ本番前日までにラスセレだけしか鳥プラ取れなかったのでかなり心もとなかったのですが...
自選を決める際の話になるのですが、お相手の方のTwitterを少しだけ見てみたらドンファイの称号持ちだったので、流石に本気でヤバいと思いお相手の得意そうな曲をメモ帳にまとめて対策してました。
そのお相手の方の得意曲が自分の苦手曲ばかりだったので、本番までになんとか自分の苦手曲を相手のスコアに近づかせる為に、練習期間中は7割位オンゲキに実は割いてました。実際、お相手が投げるだろうと考えていたドンファイは鳥プラ取れたし、ある程度の苦手曲はスコアを少しだけ上げられた*9ので良い経験になりました。
自選について自分はMANIERA REMASTERED(MAS)を選択。
これは練習期間中にたまたまYOUTUBEで流れてきたマニエラの攻略動画を見て、「なんかいけそう、鳥プラ出してみるか〜」のノリでマニエラを攻略開始。
鳥プラ出した副産物でABFBが出たので、「これかなりの癖譜面だし投げたらワンチャン刺さるんじゃね?」と思ったので自選に選択。
ただこの曲、変な癖が付きやすくかなり怖かったので本番投げるかどうか迷ったのですが*10、本番当日の昼練習してた時に3回目のABFBが出せたから(自己ベも更新したのもあって)コレで行こうとなりました。本番臨む際に「事故った時はもうしょうがない、運が無かっただけだ」と吹っ切れて臨めたのもコンディション的には非常に良かったと思ってます。
そして本番に4回目のABFBが決められたので大満足。スコアも9000↑出て文句なし。*11
他選は神威(MAS)。
半年以上触ってなくて、自選発表時に内心ヒヤヒヤしたのですが、マニエラABFBして調子付いてたのもあって大事故も起こす事なく出来たので良かったです。見たまま押した結果ありえない取り方したところがあったので、下位曲をたくさんやって真っ当な譜面に対する初見力を付けなければと反省してます...
課題曲はμάγια(MAS)、実はこの曲試合開始前30分位にもう一つのゲーセンの方でコソ練してたら8800とかいきなり出ました。なので本番ゼーレンが出なければ良いやと思ってたので本当運に助けられました。反省はサビの指押し地帯の研究不足、見たまま押せばいいやと言ってそれでアタック1ミス1出してたのは正直情けない...
合計点勝負で自分の勝ち。
今回の都において実は一番勝てる自信がない試合であったので、本当色んな事が噛み合ってくれて心からホッとしてます。
ただ相手が自分の苦手な14+や15投げて来たらどうなってたかは分からなかったので、確実に勝つ為ならばやっぱ根本的に苦手と向き合っていかねばな、と一つ戒めになりました。
最後に
先程までダラダラと述べた反省をざっくりまとめるならば、
- 似たようなゲームで極力練習をしない、してもそっちをメインにやらない
- 自選を考える時、どんなに調子が悪かろうが緊張しまくって何にも考えられない状態だろうが絶対にこれなら負けないという曲を完璧に仕上げて投げる
- 練習期間中は参加する機種を一日一回必ず触る
- お相手がコレ投げそうだなと見当付けたものは極力全て触る
- 課題曲や自選は、難所や譜面研究した事をすぐ思い出せるようにメモ帳等で書き留めて本番前に確認する
- 投げる候補をいくつか決めて本番のコンディションで投げるものを決める*12
もっとあるとは思うのですが主にこの辺りでしょうか。極論言ってしまえば、
相手の苦手と得意を抑えた後、向こうの得意曲を練習してSNS等で牽制したり、苦手曲を練習して秘匿したりし、課題曲を限界まで詰める。本番時に自分のコンディションと相談してどう試合を展開するのか考える。
という一連の流れさえ抑えとけば良いのかなと思います。*13
対戦においてはこんなん至極当たり前のことじゃねえかと言われるかもですが、自分は今までこういう事をしっかりと言語化し、それを意識するという事をして来ませんでした。
あの時考えたり感じたりした事をブログにて書き留められたお陰で、しっかり頭の中が整理出来たのはとても良かったです。
ただ、この反省1から全部意識して実行するとなると自分があと6人位確実に必要なので、そこはもう状況に応じて反省を取り入れたり、地力でカバーできるような反省は意識を軽くしたりするという風にせざるを得ないかな、と思います。
最後になりますが、試合の計画を行ってくれた運営の皆様方、対戦者の方々、並びに一緒にご飯食べたり音ゲーの話をしてくれたりと、共に過ごしてくれた参加者の方々、本当にありがとうございました。色んなことを経験できたのでこの都に参加できて本当に良かったです。関西も楽しかった!
そして今までダラダラと反省を書いてきた訳ですけど、強敵揃いの中5試合中全勝出来たのが何よりも嬉しかったです。
今回述べた反省は近々当たるであろう強い方との対戦の時に活かせればなと思っています。
そんなこんなで都17thの振り返りと反省でした。折角ブログを開設した訳なので、音ゲーにまつわるものを取り上げていけたらなと思ってます。
では👋
*1:これに留まらず自選候補は山ほどありました。皿ぶん回しに行くか、ソフランカチこむか、MIRACLE MEETS(A)で轢きにいくか...みたいな
*2:本番イキって「正規で戦ってやんよ!」とかマジで言うんじゃなかった...
*3:実際この曲は本番お相手と20000点差でギリギリな勝負だったから本当に危なかった...
*4:何食えば道中癖付かなかったり最初の爆速トリル光らせたり出来るんだ?
*5:自分が知らなかっただけで割と有名な取り方なんでしょうかね
*6:B4UT部内戦で投げられた雪男とか精度取れるHainuweleとか
*7:これ1年以上触ってなかったし...
*8:マギアもゼーレンもラスセレも練習期間中3曲とも癖付きかけて死にそうになった
*9:そうはいっても微々たるもの...
*10:実際に本番当日の練習でいきなり押せなくなって頭抱えた
*11:この時の会場では「ダメ❗️」と「出禁❗️」がひたすら叫ばれており、後日このスコアを見たオンゲキ有識者の方から「これは流石に犯罪レベル」と言われてしまいました…
*12:この事はボルテのお相手の方から教えてもらった、本当この方から今回色々と教えてもらって頭が上がらない…
*13:この都が終わった1週間後にウニの大会があり、自分の脇と詰めの甘さや対戦相手の執拗なネトストによりボロ負けした、説得力ないよ(笑)