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はじめまして、B4UT2ndのG.N.という者です。アドカレ初参戦です。
普段からいろんな音ゲーを嗜んでます。特にSDVXとbeatmania IIDXを今メインにしております。オンゲキの記事なのに最近オンゲキやってなくてすいません…
さて皆さん、オンゲキにおけるテクニカルチャレンジというものをご存知でしょうか?
テクニカルチャレンジとは、オンゲキが何かしらのコンテンツとコラボした時や、オンゲキ独自のイベントだったり公式大会の予選の時だったりに行われるスコアアタックイベントのことです。
そんなテクニカルチャレンジ(以下テクチャレ)に今回2つ参戦してきたのでそのレポートを今回書こうかなと思います。
こういうブログを書き慣れてないので拙い文だとは思いますが、温かい目で見てくれると幸いです。
【怖いガキ使】
デデーン
松本、遠藤、方正 蠱滅(テクチャレ)
松本「嫌や、蠱滅(テクチャレ)だけは嫌や😰」
遠藤 (失神し、痙攣している)
方正「蠱滅(テクチャレ)?蠱滅(テクチャレ)ってなんや?」
▶方正は1度テクチャレを走ったことがあり、その耐え難い辛さから記憶が消えてしまっている
そもそもなんでテクチャレに参加したの?
始まりは今から五ヶ月前にあったbitter flavorオンゲキーズ王決定戦というイベントまで遡ります。
この時に自分はRATING MASTERを目指してオンゲキをがんばっていたのですが、高難易度の譜面で思った以上にスコアが出せない、いわばスランプの時期にちょうどぶち当たってました。
その気晴らしでたまたま目に付いた当時のテクチャレである名取さなとbitter flaverのオンゲキーズ王決定戦にトライしてみたわけです。
beatmania IIDXで下位曲に関してMAX-狙える位には精度力に少し自信はあったので、「何処まで自分やれるのかな〜」なんて超お気楽にやってました。
そうしたらなんと…
いきなり全国8位を取れてしまったのです...(名取は18位)
TOP10称号をテクチャレ初参戦でいきなり取得できたのもあって、「あれ、自分戦えんじゃね?????」とこの時はそう感じてしまい、RATING MASTERになったら本気でテクチャレに向き合ってみようという風になりました。
そこからRATING MASTERはこの2か月後に達成できました。そうして、「よし、テクチャレ行けぜ!!!!!」となり、RATING MASTERを取得した直近のイベントが千恋*万花(と、その後にやってきたR.B.P.オンゲキーズ王決定戦)だったということで、今回それに参加したというわけです。あわよくばまたTOP10入賞できないかな~なんてこの時は思ってました。
これが地獄の入り口とも知らずに...
テクチャレの仕様を大雑把に説明
先ほどテクチャレはスコアアタックイベントであるという風にお伝えしたわけですが、理論値が1010000点のTECHNICAL HIGH SCOREに加え、内部精度まで問われるPLATINUM HIGH SCORE(以下Pスコア)もスコアアタックに用いられます。
特に大した難易度が課題曲に入っていないテクチャレでは、基本Pスコア勝負です。*1
さて、Pスコアについての説明をしましょう。
Pスコアでは最上位判定であるPLATINUM CRITICAL BREAKが2点、次のCRITICAL BREAKが1点、それ以下は0点となり、BELLの取りこぼしや被弾は一回につき-2点となります。
よって通常時の理論値を狙う感覚で、さらに内部の判定まで意識しなければならないということになります。
判定幅についてですが、通常時の一番いい判定であるCRITICAL BREAKの判定幅が前後2フレームに対し、更に上の判定であるPLATINUM CRITICAL BREAKは前後1フレームとなっています。
これは、あの激辛判定音ゲーでおなじみのbeatmania IIDXの最上位判定であるピカグレと同じ判定幅です。 ヤバい
『弐寺と同じ?なら大したことないじゃん』と思われたスーパーゴリラの方もいらっしゃるだろうと思いますが、残念ながらオンゲキのフレームレートは60fpsなんですよ...
ゆえに、今の音ゲーにおけるフレームレートのスタンダードが120fpsなのもあり、その描画に比べてブレがかなり生じる分一定のリズムで完璧にノーツ光らすのって、ほぼ不可能に近いんです...😢(ongeki_official様、何年かかっても良いんで120fpsへの変更をご検討してくださればと思います...)
話を戻すと、つまりオンゲキのテクチャレでやってることは弐寺の旧筐体でMAX-一桁を狙っていくことと変わりがないわけです。*2(本当にありえない)
そしてPスコアを狙っていくうえで大事なのは、CRITICAL BREAKは出すとしても単押しの所で、
何があっても絶対に同時押しの部分で出してはならない
ということです。
上位入賞を狙うとなったとき、一曲に出せるCRITICAL BREAKの許容個数って大体"10個"とかなんですよ。*3
ただでさえくっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっそ狭い許容範囲で、例えば6つ同時押しの所とかそこやらかすだけでPスコア理論値から6点も一気に遠ざかります。原義蠱滅(こめつ)を喰らう訳です。
↑これは蠱滅(こめつ)を喰らった東雲つむぎさん画像
詳しくはコガチャイさんという方のブログをご覧ください、自分のよりさらに詳しく丁寧に書かれています。
テクチャレのヤバさを書き留めた所でそろそろ今回のイベントの感想を色々書いていこうと思います。
千恋*万花編
概要
まずは楽曲として、
- Cream+Mint[MAS] (1536)
- ネ!コ![MAS] (2474)
- クライングハート[MAS] (1524)
- レイル・ロマネスク ハチロクver.[MAS] (3196)
- 恋ひ恋ふ縁[MAS] (2628)
- キズナヒトツ[MAS] (2702)
の6曲が今回の課題曲となりました。(曲名の隣にある数字はPスコアの理論値)
千恋*万花コラボなのになんで6曲中2曲しか千恋*万花の曲無いんですか?
Pスコアの理論値の合計が14060となっており、そしてTOP10称号を獲得できたボーダーラインが14001となりました。
。。。
14001???????????????????????????????????????????????*4
あり得ないんですよこれ。
「さっき一曲に大体10個って言ってたんだから何もおかしくないだろタコ」と思った方もいらっしゃると思いますが、ここで今回の各楽曲の10位スコアを是非とも確認していただきたいのです。
- Cream+Mint→1529 (MAX-7)
- ネ!コ!→2465(MAX-9)
- クライングハート→1516(MAX-8)
- レイル・ロマネスク ハチロクver.→3182(MAX-14)
- 恋ひ恋ふ縁→2614(MAX-14)
- キズナヒトツ→2691(MAX-11)
これを全て足すと……
13997
なんと10位の順位より4点足らない事になります。
全部10位以内のスコアを獲得して、なおかつ後半3曲を何個か縮めないとそもそもTOP10に乗らないというかなり過酷なテクチャレでした。(テクチャレでは普通の事だよと言われたらそれまでですが…)
次に各楽曲について個人的にヤバかったと思う箇所と結果について触れていきます。
①Cream+Mint
ねぇ、キミ(譜面)が大っ嫌い!みじめにさせるから(泣)
初っ端からトラウマ君です、今手震えながら執筆してます。
Cream+Mintはこれが全てです。
BPM124の16分縦連です、あなたはこれを交互で取りますか?片手で取りますか?
片手だと打鍵のスピード調整が難しい、交互だと走りがちになってすぐ2個も3個も出す地獄のような配置です。
32~33蠱滅ポイント、ここ最後にある緑同時がマジで光んなくて発狂してました。
サビはさっき述べた縦連配置が延々と、アウトロに譜面はありません。
プレイ回数47回、Pスコア1520/1536(37位)
何回やっても1520を超えられなくてやる度発狂してました。
そしてこの段階でTOP10入賞は絶たれました(号泣)、つれえよマジで...
②ネ!コ!
走っていくのはノラ猫ではなく精度です。
冒頭からいきなりリズムが把握しづらい単押しです。もうここで5個位出すなんてことはザラです。そしてこのリズムが道中至る所にあるのでできないと詰みです。
その16分は心臓が消し飛びます。
ちなみに光っているノーツはPスコアの場合CRITICAL BREAKの判定、つまり前後2フレームまでは2点もらえます。
ですが、TECHNICAL SCOREの場合だとどんな適当な押し方しても全部光ってくれるのに対し、Pスコアではちゃんと押さないと1点ずつ消し飛びます。甘くないですねえ...
よって83~84も命懸けです。
90~92が心臓に悪すぎる、96~97、100~101の16分も調子いいって時に限って4個位出します。
103の部分も油断するとタイミングずれて6個出ます。
プレイ回数27回、Pスコア2457/2474(32位)
今になって思うのは、回数そこまでやってなかったしもっと詰められただろって感じです。もっと向き合うべきだった。
③クライングハート
今回唯一の癒し枠です。
癒しとは言ったものの、サビで頻出するホールドで手を拘束させてからの同時押しがかなり崩れやすい。
ラストのここも走りがちになりやすいから丁寧に精度狙うことを意識。
プレイ回数9回、Pスコア1515/1524(13位)
MAX-一桁が出せたからもういいだろって感じに撤退したのですが、TOP10が8個以内である以上もっと粘るべきでした。
④レイル・ロマネスク ハチロクver.
いくつもある問題児の内、ずば抜けてヤバかったと思う人が多いかもしれません。自分もテクチャレを粘着し始めた頃は、精度を狙う上でこいつがあまりにもヤバすぎて絶望したくらいです。
いきなりハネっけのある縦連とリズムから。
歌が始まったらリズムが4分の間隔になるので、先ほどのハネリズムをすぐ忘れないと一気に崩れます。
レイル・ロマネスク ハチロクver.のすべてはこのホールド地帯で決まります。
ここができなさ過ぎてはじめ絶望だったのですが、回数を重ねていくうちに「指を立てて打鍵するんじゃなくて寝かせて打鍵した方が安定するぞ」*6という風に気づきなんとか事なきを得ました。
ちなみにこの後の譜面の部分は大した譜面はしてないものの、ホールド地帯のままのリズム感覚でいくと何故かFASTが多く出ます。譜面の判定がここでずれてるんだろうな...
なのでほんの少し遅らして叩くことを意識してました。
こういうのを一つ一つ考えていかないといけないからあまりにも過酷です。120fpsの実装を...
さっきのホールド地帯もヤバかったですが、ここもだいぶやってる。
プレイ回数20回、Pスコア3176/3196(20位)
MAX-20出しても20位、TOP10が14個以内であることも考えると相当過酷だったことがうかがえます。
20回しかやってないのは苦しすぎて1日に数回しかできなかったからです...俺は弱い
まあこの曲よりもさらに苦しかった曲があるんですけれどもね...
⑤恋ひ恋ふ縁
個人的に一番苦しかったのはこれです。
3~4で144の16分5連打がいきなり、しっかり曲を聞いてないとリズムの把握が困難です。
4~12がイントロアウトロでの譜面ですが、これが本当に難しい。そして12~サビまで12までのリズムで叩いているとなぜかLATEの方によります。(多分小節の切り替わりで譜面が揺れてるかずれてる)
リズムよく、左の指がボタンについた状態から筐体にめり込むくらいの勢いで指を下ろしていく地帯(それでも一回たりとも光ったことありません...)
蠱滅ポイント、原義発狂地帯です。狂う狂う狂う
ラスサビに入る前のこの地帯が一生リズム把握できなくて終わりました。
感覚的にはあえて大きな動きをしてみると結構精度良くとれたかなあと思い返していますが、異常成人男性が椅子に座ってきっしょい動きしているだけで捕まる世の中ですから、色んなものを捨てられなかったのが敗因かなあと...
色々終わり散らかしているラスト。
最後の最後に蠱滅ポイント、「よし終わるぞ...!」と思った瞬間に”蠱滅(ヤツ)”は現れます。
プレイ回数40回、Pスコア2601/2628(47位)
オラ、もう、、、
⑥キズナヒトツ
他5曲が印象強すぎて正直あんまり覚えてないです(照)
BPM112の16分3連縦連は犯罪です。
一回目のサビはまだ取りやすい、ところどころにある同時押しに要注意。
二回目のサビ、どうしてそんな強化したんだよ...オオアオ...(泣)
プレイ回数14回、Pスコア2684/2702(24位)
印象無いとか言っときながら大した順位取れてなくて草。
総評
結果として、
13953/14060、21位入賞でした。
不甲斐ない...無念...
自分はBPM150以下の中速、低速(特にキリの悪いBPM、例えば112とか)での精度狙いが苦手なんだということを嫌というほど痛感しました。
テクチャレをよく走る知り合いの方曰く、「99%狙い*7するのいいですよ!」と前言われたことがあったので、そのあたりから修行していこうかなと思います。
R.B.P.オンゲキーズ王決定戦編
概要
千恋*万花の時よりはガチで走ってはなかったのでオマケ程度に書きとどめます。
課題曲は、
- Ruler Count, Zero[MAS]
- 其のエメラルドを見よ[MAS]
- Buck's Fizz[全難易度]
の3曲でした。MASTERに関しては全曲TECHNICAL SCOREの理論値を取ること自体がかなりの難易度です。
なので全部理論値を取った場合の6060000点達成者は今回7人だけでした。
KoPの予選期間がちょうど被っていて、皆こっちをやらなかったというのが原因ですが、KoPにそこまで興味が無い*8自分にとっては大チャンスでした。
なので、このテクチャレ終了1週間前から着手しました。結果は如何ほどに。
総評
結果として、
9位!
TOP10入り成し遂げられました。
でも6060000点目標に頑張っていたのもあって素直に喜べないのが悔しいです...
エメラルドとBuck's Fizzはどちらも1落ちまでは詰められたのですが、そこから一生理論値決まらず、どちらもトラウマになってます。
エメラルドは30回位、Buck's Fizzは見ての通り、回数やっててワロタね。
オンゲキにおける理論値力も自分においての課題であるなと感じました。
オンゲキが上手い方々から13+とか14の理論値埋めをやったほうがいいと、前に言われたので、そろそろ理論値埋めに関して以前よりも力を入れていこうと思います。
まとめ
二つのテクチャレを通して0.3狂人、良くても半狂人くらいにはなれたのではないでしょうか。
はじめて走ったテクチャレからも分かる通り、自分は低難易度ばかりで純粋なPスコア地力を問われるテクチャレイベントに弱い、つまり「単発力がまだまだ足りていない」ということが言えます。
こういうことを身をもって味わえたおかげで、レマスになってもまだまだ成長できるんだなと分かったし、あくまでレマスは通過点なんだなと実感しております。
サ終しない限り*9、まだまだテクチャレは続いていくと思うので、これからも挑み続けてTOP10称号をかき集めていきたいと思います。
これを機に、皆もテクチャレ、やろう!!!!!!!
アドカレの締め切り日にめちゃくちゃ書いたのもあって、後半クッソ雑になったと思います、申し訳ないです...(計画性をもってしっかり書こう(自戒))
記事を閲覧いただきありがとうございました。
おまけ
テクチャレを走って得たものとして、やはり
「精度力」
があげられます。
テクチャレを経験してさらに磨きがかかりました。
その得た精度力はいかんなくSOUND VOLTEXで発揮されてます。
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PUCを出す安定感が増して、18はMAX-20付近で収まるようになり、最近は17で1桁も出せるようになってきました。
またテクチャレ期間中に行われたオンラインでのMEGAMIX BATTLE MATCHにて、培われた精度力をもってEXCEED GEARで相手をなぎ倒し続けた結果、
61位でした。うれしいね。
それでは、テクチャレを走って失ったものを列挙しましょう。
- 金
- 学力
- 人としての尊厳
- 大人の心
などです。皆まで言うまい。